生き餌の飼育について

餌としての栄養価を高める方法は二通りあります。
ガットローディングとダスティングです。

ガットローディングとは、ペットに与えたいカルシウムやビタミンなどの栄養素を煮干しや野菜、果物を生き餌に食べさせることで
二次的にその栄養素をペットに与えるという方法です。

ダスティングとは、専用の粉末状にしたカルシウムやビタミンなどの栄養素を生き餌に直接振りかけることで
ペットにその栄養素を与える。という方法です。

後者はどんな餌に対しても有効ですが、前者は生き餌が肉食か草食かによります。
その為、生き餌は雑食であることが重宝され、中でも育てやすさや栄養バランスなどあらゆる面で
主食の餌としてコオロギを用いるのが一般的です。

生き餌にはミルワーム、レッドローチ(ゴキブリ)、デビュア(ゴキブリ)、シルクワーム(蚕)などありますが、
ここではもっとも一般的であるコオロギについてお話しようと思います。

餌として扱われているコオロギにはヨーロッパイエコオロギ、フタホシコオロギ、クロコオロギの三種類があります。
特にヨーロッパイエコオロギ(通称イエコ)は育てやすく、爬虫類ショップ、小動物を扱うお店であれば必ずと言っていいほど置いてあります。


初めて生き餌の飼育に挑戦するのであれば、イエコをおすすめします。
ショップが近いのであれば直接買いに行った方が良いと思いますが、オンラインで購入することもできます。
オンライン購入なら「コオロギ・爬虫類のエサ通販月夜野ファーム」がおすすめです。
月夜野ファームはコオロギ生産を開始してから約30年もの実績があり、月間生産量が約1.5tとコオロギ販売量日本一の会社です。
またコオロギは羽が生えるとオスは鳴き始め、メスは産卵の準備をするので少し栄養価が下がります。
飼うなら羽が生える前のものをおすすめします。

コオロギの飼育はとっても簡単です。上であげたヨーロッパイエコオロギ、フタホシコオロギ、クロコオロギは同じ飼育法で飼育できます。
コオロギは雑食で基本的にトイレットペーパーでも新聞紙でもなんでも食べます。
いろいろな会社からコオロギ専用フードなども販売されていますが、過去の経験から適当な野菜や果物と煮干しを与えるのが一番死亡率が低く、明らかに元気でベストでした。
水分補給も野菜や果物から行うので、水やりを置いておく必要もありません。手間もかからず蒸れ防止にもなります。
果物はみかんがおすすめです。みかんは一粒一粒が薄い膜で覆われているので水分補給に最適です。

ゲージは、餌としてストックしておくコオロギの量にもよりますし、特にこれといった物はありません。
コオロギはプラスチックを登れないのでゲージに蓋をしておく必要もありません。
ジャンプしても飛び出せない高さ30センチもあればなんでもいいです。

またシェルター(コオロギの隠れ)は卵パックを使うのが一般的ですが、
うちでは軽くくちゃっと丸めたトイレットペーパーを適当に敷いて、床材兼シェルターにしています。
野生でも枯れ葉や草の中にいるので野生により近い環境にしてあります。
床が滑るとストレスになるので、床材はあったほうが良いのですが、糞尿をする為交換頻度が高く、面倒です。
トイレットペーパーであれば尿も吸収しますしなにより交換が簡単です。おすすめです。是非お試しください。



コオロギ飼育はたったこれだけです。あとは2、3日に一度餌を変えてあげるだけです。
この方法で死ぬことはほとんどありません。もし頻繁に死ぬコオロギちゃんが出てくるようであれば、
購入しているショップや飼育環境(温度や湿度)を見直してみてください。

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