飼育について

まず初めに言いたいことは、これといった決まった飼育法は無いということです。
うちのカメレオンを購入したお店のブリーダーさんには「カメレオンのことはカメレオンに聞いてください」と言われました。
飼っていく中でその言葉をたびたび思い出します。

カメレオン飼育の先輩方があらゆる飼育法をしています。
問題にぶちあたったときにその都度調べて、よく観察をして、お迎えした子なりの答えを見つけていくしかありません。
なのでネット上にある情報が必ずしも当てはまるとは限りません。参考程度に話半分で聞く事をお勧めします。

困ったときは、ひとまずカメレオンの野生でのふるまいを再現することにしています。
ただ、カメレオンの野生下での寿命は1年程度なので必ずしもそれが最善であるとはかぎりませんが、、、

ここではカメレオンを飼育する上で最低限のことををお話しようと思います。

まずカメレオン飼育において大きなキーポイントとなる給水についてです。

カメレオンが住んでる地域は降水量が多く、樹上で口を開けているだけで喉を潤すことができます。
そのため、樹上性の爬虫類全般に言えることですが、水を見つける能力が低く、水をただ置いておくだけでは認識してくれません。
水に動きを持たせ、キラキラと光に反射させることで初めて水と認識してくれます。
なので水滴を点滴する爬虫類専用のドリッパーなどが必要になりますが、

私がおすすめするのは犬猫用の給水器です。樹上性爬虫類専用のドリッパーはこちらです。

毎日朝に飲むだけ与えれば十分なので、カメレオンと接する時間がある人は、水差しボトルなどで直接手で点滴してあげても飲んでくれます。

水分補給がたりているかは排便のプルプル度合いで判断します。カメレオンの便は水風船のようにプルプルしています。
プルプルであれば飲む頻度が低くても大丈夫です。うちの子の場合二日に一度程度しか飲みません。

カメレオンは完全肉食で、主食は昆虫です。
野菜を食べる種もいますが、野菜だけでは生きていけません。
それも生きた昆虫じゃないと反応してくれません。
人間慣れすると乾燥、冷凍したものなどを食べる個体もいますが、カメレオンは餌の選り好みをすることで有名です。
生き餌でないと飽きて食べてくれなくなるでしょう。
うちの子も挑戦したことがありますが、食べてくれなくなりました。
健康のためにもなるべく生き餌を使いましょう。

基本的には主食として最も一般的であるコオロギを与えます。
コオロギの育て方については”生き餌の飼育ついて”をご覧ください。

カメレオンは約一年で成体になるので、一年未満であれば毎日食べるだけ与えても問題ありません。
成体になれば3、4日置きに食べるだけ与えます。しかしこれも個体の運動量などによってだいぶ変わるので
カスクや顎下の脂肪をため込む部分のプニプニ度合いで量、頻度を調節してあげてください。

ゲージについては飼育者によって様々ですが、温度勾配をつけるために縦長のものが好ましく、
通気性の良いものにして部屋ごと空調管理するか、
密閉性の高いものにしてゲージ内だけを温度管理するか、
の二つの方法に大分されます。しかし後者の場合はそこそこ広くないと息苦しくて、ストレスになってしまいますし、
なにより温度調節が難しいので、通気性が良いものを使うのが一般的です。とりかごで飼う人もいるくらいです。

変温動物にとって温度管理はとっても大切です。

彼らの野生でのふるまいは、日の出と共に起床し朝日によってできる朝露を飲み体温も上がったところで食事タイム。
日の入りが近くなると葉の裏に移動し就寝。を繰り返します。

カメレオンの住むマダガスカルでは平均最高温度が30度前後と意外に涼しく、日陰では25度程度で、夜間では10度近くまで落ちる季節もあります。
なので飼育ゲージは野生でのふるまいを再現するため縦長の物が好ましく、
ゲージ上部のバスキング(空気を温めるライト)直下で30度前後、下部では25度前後が理想です。
温湿度計を上部下部にセットして気温をコントロールしてください。
夏季の熱死はカメレオンの死因のある程度の割合を締めます。

温湿度計は1日の最高気温と最低気温を記録するこちらがお勧めです。

また、爬虫類は太陽光に含まれるUVBによってカルシウムを生成しているため、空気を温める目的のライトとは別にUVBライトも必要になります。
カルシウム不足になると、くる病という病気になってしまいます。
UVBはガラスを通過すると95%もカットされてしまう為、外での日光浴をしない限りUVBライトは必要です。

こちらのエキゾテラ ソーラーグローUVは、UVBとバスキングの効果を同時に満たせるのでおすすめです。
また白熱球・UV球用照明器具はこちらのライトドームがおすすめです。

これをゲージ上部に設置しておけば自分でゲージ内を上下して体温調整してくれます。
ただ照明器具自体が熱くなるのでカメレオンの手の届かない位置に設置してあげてください。
ゲージの外に照明をセットするなら付属品のこちらもお勧めです。

夜間は温度勾配をつける必要はなく、25度以下にしてあげてください。
変温動物の場合、体温は気温に依存するので気温が高いと体温が下がらず代謝がよくなりません。
結果、寝不足になってしまいます。

マダガスカルでは季節によって降水量の上下がとても激しく、湿度に関しては野生での気候を真似する必要はありません。
湿度はゲージ内にいれる観葉植物の数で決めています。カメレオンの種類にもよりますが、植物周りで40%〜60%あればいいでしょう。
観葉植物はホームセンターなどで普通に売っている、ポトス、モンステラ、パキラがおすすめです




最低限の準備ができればいよいよお迎えです! あとはカメレオンをよく観察しながら改善していき、その子にとって最高の環境を作り上げていきましょう!

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